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第8回 社会の変化と中国語の行方

社会の変化とともに、中国語入門教育のあり方も見直す時期に来ていると感じています。

なかなかブログを書くことができなかったのは、実はそのためです。

 

これまでは、「入門期は日本人の先生、慣れてきたら中国人の先生へ」と方針を掲げて、運営してまいりました。

しかしながら、大学院でオンデマンド中国語教材を修論に取り掛かりながら、実践を重ねる中で、それだけでは十分ではないことも見えてきました。

 

岐阜県美術館で展示されていた わかやまけんさん 岐阜県の人なのです
岐阜県美術館で展示されていた わかやまけんさん 岐阜県の人なのです

 

なぜなら、日本在住日本人は当然のことながら、日本の学校教育を受けているからです。そのため、日本の学校教育の方針や学習進度とずれが生じると、子どもたちにとって負担になってしまうこともあることが明らかになりました。もちろん、その歪みを埋めるためのカリキュラムを考えたり、工夫も重ねましたが全員にその方針が適しているとは限りません。

それは、どの指導講師にもいえることです。万能ではないから、人間らしいとも言えます。

 

前回のブログはこちら↓↓

 

人間であるわたしたちは、AIや量子物理の恩恵を受けて楽しく学ぶ権利を奉授できそうな時代を迎えようとしています。

もうすぐそこまで、その時代が来ている今。語学学習の向き合い方については、改革すべき時である。そう考えています。

学習者の保護者の役割、指導者の役割とは? 今後のサポート方法は? という、重いテーマを一緒に考えましょう。

 

個別最適な学びの実現

今後は、日本の学校教育や文部科学省の教育方針に沿いながら、「個別最適な学び」を軸に据えていきます。

一人ひとりの状況や目標に合わせて学習を組み立てること。そのためには、生徒数をむやみに増やすことはできません。あえて限定的に受け入れ、本当に必要なサポートを丁寧に行う形を選ぶことを決断しました。

強調したいのは、この方針の対象者は、日本在住日本人だけではなくて、海外在住の日本人にもこの「個別最適な学び」を軸にした中国語教育を実践することを見据えております。

 

外国語絵本の読み聞かせサポーターは優先席を準備いただけたので、行ってきました・・
外国語絵本の読み聞かせサポーターは優先席を準備いただけたので、行ってきました・・

教えこまない教育

また、この教室は従来のように“みっちり教え込む場”ではありません。知識を一方向に伝える場所ではなく、学びを支えるコーチングの場としての役割を明確にします。

中国語を学ぶのではなくて、中国語の学び方を学ぶ教室を今後は目指します。

手取り足取り教えなくても、今の時代何と言ってもAI活用が可能です。これまでは、アプリや動画がその役割を担いましたが、今後はAIの活用で語学はある程度習得できると予測します。

ただし、話し相手が人間の場合だと話す速さ、トーン、癖のようなものが千差万別であること。
近未来的ですが、生身の人間に慣れるという視点で、当教室を利用しやすくしたいという考えがあり、現在そのために模索しております。

他の教室に通いながらでも構いません。学校教育や別の学習環境と並行しながら、自分のペースで学び、同世代と交流し、必要なときに立ち寄れる場所。指導者は、見守りです。

ここは、競争の場ではなく、安心して言葉と向き合える“シェルター”のような存在でありたいと考えています。

今回は豪華ゲスト。岐阜県出身のモデル・菊池さんも登壇・・素敵でした。
今回は豪華ゲスト。岐阜県出身のモデル・菊池さんも登壇・・素敵でした。

2026年の学び方改革

語学は、短期間で詰め込むものではありません。社会が大きく変わる時代だからこそ、学び方もまた変わる必要があります。しかし変えてはいけないのは、「続けられること」「自分の力で歩めること」です。

中国語教育の行方は、単に話せる人を増やすことではなく、学び続けられる人を育てることにあるのではないか。

その問いを胸に、これからの形を一歩ずつ整えていきたいと思います。