読書習慣は大事?いつから始めれば良い?【小学低学年から始めたAちゃんのケース】

 

春を感じる今日この頃。卒園・卒業の時期になりましたね。

幼児教育機関、学校教育機関等では皆さんもご承知おきのように、学期末に懇談を受けたり、成績表を受け取りますね。

当教室では、学期ごとではなく、10回ごとに所見を書かせていただいている事は、すでにブログなどでお伝えしているのでここでは簡単にお話をさせていただきます。

繰り返しお伝えしている通り、どの生徒に対しても10回ごとに改めてレッスンを振り返る時間をとっていただきたく、所見(成績表)を作成、送信させていただいています。

所見のについての詳細ブログこちら

3学期といえば


先日、小学6年生の、Aちゃんのお母さんと思い出話に花が咲いていたかおり先生。

かおり先生「先輩ママとして、こうした方が良いよ。というアドバイスがありましたら、ぜひ教えてください。」

Aちゃんのお母様「わかりました。お役に立てていただけたら。。」

と、快諾いただけました。そのため、テーマは、読書習慣プロジェクトと提示させていただきました。

 



そんなわけで、今回は、本日は中国語学習において非常に重要である、読書習慣化が間一髪で成功したAちゃん(現在小学6年生)の小学2年生の頃に遡って、ブログ化します。

Aちゃんは、受け持った時が小学2年生の4月です。よって、1年生の3学期は一緒に過ごしていません。が、1学期の時点で速やかに対策をとることで、今現在ではしっかりと読書習慣が身についたばかりでなく、ゲームや有料サイト動画視聴なども1日20分までと決めて、日々時間を大切に過ごしています。もちろん、スマホなどを見る際には、こちらから指定したブルーカットメガネも必ずかけます。

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小学2年から、中国語を始めたAちゃん。
最初にレッスンをさせて頂いた際に、お母さまから言われたのが。。この

読書習慣がない!

という問題でした。


ここでお伝えしている読書習慣と言うのは、中国語の本を読むのではなく、日本語での絵本、児童書を読むと言う意味合いです。

そんな事は、中国語学習には関係ないのではないか?と思われる方もおみえになるかもしれません。しかしそうではなく、関係は大ありです。

小2の4月に、このお悩みを打ち明けられたため、直ちにお母様と一緒に無理なくできる読書習慣化計画を立てたのです。


学童期から始める読書習慣化を成功させるために。。やや厳しいことをこちらから、提示いたしました。

基本的に、理由なく厳しくするとか、強制するとかそういった事はあまり好きではありません。

しかしながら、読書習慣は意を決して努力することで得られるメリットが大きいということだけは、確信しておりました。そのため、私はこの少しの望みにかけてみたのです。

とはいえ、学童期からの、読書習慣化に関してはこれといった実績がありませんでした。

そのため、私自身にとっても新たな試みでした。このように、目標を立てて。。。

 

読書習慣化・プロジェクト、1、朝読書 2、図書館だけではなく、本屋さんに出かける 3、素敵な本棚にお気に入りの本を忍ばせる
目標はこんな感じ

1、朝読書

読書を、1日のうちのどこでするか?
何分くらいから、始めるか?などを、決めてゆきました。


①早朝
②下校後の夕方
③就寝前

やはりオススメは、①の早朝。
体力的にも、精神的にも元気な状態のため短い時間であればかなり集中的に取り組めます。

何分間くらいから、始めるか?


いろいろと迷いましたが、始めは5分からでお願いしました。

理由は、細く長く続けた方が習慣化しやすいという考えからです。
これまでなかった習慣を、始めるわけですから。いきなり、20分なんて長い時間だと帰って長続きしないと考えたからです。

2、図書館だけではなく、本屋さんにも出かける



「どこかに行った帰りに、寄り道する感じで本屋さんや、図書館に寄ってみてください。」

このように声がけをさせていただいたのは理由があります。
小学生にもなると、こちらの考えていることが良い意味でも悪い意味でも気づかれてしまいます。それが、プラスに働けば良いのですが。時に、裏目に出ると言うこともあります。

気づかれてしまわない方がベター。


あくまでも、自然な感じで声掛けをしてくださいと伝えると、Aちゃんのお母様は、素直に実践してくださいました。

そのうち、Aちゃんからも
「この間の日曜日は、本屋さんに行ってこの本買ってもらったよ。」

と、うれしそうに話す姿が増えていき、少しずつ読書する習慣が身についていくように見受けられました。

あくまでも、自然にというところにポイントがあります。当時の、お母様は本当に頑張っておられました。

③素敵な本棚に、お気に入りの本を忍ばせる


①、②のように、声掛けによるサポートに慣れてきたら、忘れてはならないのが。

その大事な本をしまう場所を、素敵な空間にすること。

これは意外と、気づかないようです。
せっかく、お気に入りの本を見つけて、買ってもらったとしても。それを、保管する場所がないとなるととても残念なことです。そのため、

「大事な本を、保管しておく本棚も準備いただくことをお勧めします。」


と提案させていただくと、Aちゃんのお母様は、大きく頷かれ、準備をいただくことができました。

小学4年生を過ぎる頃には、1人時間には、自室で本を読んでいたり。わからない事は、できるだけ本で調べるなどなど。

「小学2年生の初めに、運良く、かおり先生からアドバイスをいただき、自宅での読書習慣ができたからよかったようなものの。幼児から読書習慣があるともっとよかったのに。」

そのようにおっしゃられる、お母様。

だからこそ、かおり先生は、この声を大切にしよう!現在、幼児、小学低学年の保護者の皆様に情報提供ができないかと考え、ブログにしようと考えた次第です。

 

 

 

読書習慣が、功を奏して


誰かに言われるわけではなく、日常的に、読書週間のできたAちゃん。

読書習慣することで、得られた事はどんなことか聞いてみました。すると。。

「高学年の4科目のテストは、文章問題がとても多いため読解力がテストの点数につくような気がします。テストの問題を予想する力がついているように思うのは、やはり読書習慣なのかなと思います。」

Aちゃんのお母様からのコメントです。

5年生の2学期。
かおり先生「これからは、このテキストで中国語を勉強しようか?」

本を読むということに対して、難しいというイメージや概念は無いようだったので、このように声がけをすると。素直に、
「やってみる。」

と言い、閲読中心、1時間のレッスンも楽々受講できるになりました。現在の中国語レッスンでは、大人の使う国語のテキストを中心に学習をする習慣ができています。わからないことは、どんどん質問するので、毎回、嬉しく思います。

まとめ

 

 

そんなAちゃんも、もうすぐ中学生。

読書習慣は、予想以上の結果をもたらしました。ゲーム、あそびの練習から、2年近くテキスト閲読、漢字を書くなどの練習へと変貌を遂げました。ご存知の通り、日本語能力が高くなければ、中国語能力も伸びません。読書習慣を身につけたことで、

①日本語能力(特に漢字)が高まった

②1時間以上の座学習慣が身についた

③中国語、ピンインの閲読を楽しいと思えるようになった

 

一挙両得ならぬ、一挙三得という成果が出ました。

小学2年生の4月に、かおり先生とAちゃんのお母様とで決意した読書習慣。数年を経て、見えた成果に喜びあった2月でした。

 

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