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日本語を使って、中国語を教える中国人パパとかおり先生との対談【鄭先生の子育て方針】

3月末に、当教室で大活躍中の、鄭先生の住む大阪に行ってまいりました。

鄭先生の新しい家族である、安ちゃんに会うこと。それから、当教室の今後の展望などを話し合うためという目的のため、最近ご無沙汰していた西日本へと久しぶりに行ってきたところです。

今日は、5月4日(金・祝)。今回のブログは、鄭先生が考える0才児の、家庭教育についてを中心にお伝えします。

前のブログはこちら


令和の子育て世代のお父様たちは、本当に育児への参加に対して真剣であることは、すでにこれまでのブログでもお伝えしてきました。ついに、昨年。鄭先生も日本で暮らす、一児のお父様になられました。

実は、このかおり先生のブログもお父様たちも読んでくださっているようで、嬉しく思っています。どのお父様たちも、子育ての率直な疑問なんかを、本音で話してくださるので最近では、お父様対応の経験値が私自身上がったきがします。

 

当教室の中国語講師で鄭先生、奥様のタンさんとの関係性はとっても深く、お二人が独身で岐阜に在住していた頃から、日本、中国、ベトナムと国籍を超えて、親しく交流をさせていただいています。

新乳児である、安ちゃんも含めて交流できることが今とても幸福であると感じています。

 

インタビューしてみました。

鄭先生、タンさん婦人は国際結婚しているわけですが、共通言語は日本語

子育ても当然のごとく日本語での育児となるため、日本在住日本人の子育て中の保護者と似たような教育環境であることをまずはお伝えした上で、ブログを書き進めます。

0歳児の子育て経験中の鄭先生に、子育て世代の皆さんへのメッセージは何かを尋ねてみたところ・・・

 

「自分の子どもも、生徒たちもみんな仲間」


このような返答がありました。ここで話している、仲間というのは中国語学習仲間という意味です。

前述している通り、鄭先生は中国人ではありますが、子育ての上で、中国語をメインでは行うことは不可能です。そのため、日本在住の子どもたちと、中国語教育環境はさほど変わらない。だからこそ、同じ学習者として中国語の楽しさを知ってほしい。

そう話すのでした。このメッセージは、とっても素敵だと思ったのと同時に、日本でこれから中国語を学ぼうと思っている子どもや保護者にとって、励みになる強いメッセージであると感じました。

鄭先生に、もう少し突っ込んで聞いてみると、こんな答えがかえってきました。

「とにかく、たくさんの言葉をかけたい」

「日本語、中国語、ベトナム語、英語。どの言語だろうと確実に言えるのは、とにかくプラスの言葉をたくさんかけてあげたい。赤ちゃんだからこそ、声をかけたいのです。」

模範解答すぎて、驚きました。模範解答をするだけでなく、実際に行動に起こすことを惜しまない鄭先生に感心していたかおり先生は、

「鄭先生、さすがですね。0歳だからこそ、というのがポイントです。聞いているのかどうかが分かりにくいかもしれませんが、しっかりと声を聞くだけではなく、聞き分けていますからね。」

と、話をしたところ、鄭先生は・・

「はい、かおり先生。これまで、担当の生徒たちに中国語を教えた実践が役立っているように感じます。指導経験を、子育てにも活かせるような気がして、ありがたいです。幼児教育に長けているかおり先生からのアドバイスを、最大限に役立てたいと思っています。」

 

これまでも、これからも鄭先生に対して、私が常々言ってきた重要な教育方針であります。それは、

 

「赤ちゃんではなく、1人の人間として」

尊重して、赤ちゃん扱いしない。

子どもをつい、子ども扱いしてしまいがちにして、赤ちゃんは何もできないという教育をしてしまうのが、現在のシニア層です。もはやその考え自体は、科学的根拠で覆されており、令和の時代では時代遅れです。

孟母三遷。

環境次第で、どうにでも変化できる能力がある。だからこそ、その環境を整えるのは、両親である。

私の大好きな故事成語の1つです。

私から、鄭先生に伝えたことの中で最後に重要なことをシェアします。

できるだけ、幼少期から敬語を使うように子育てしてください。

1人の小さな大人という扱いをするというと、わかりやすいかもしれませんね。
なぜなのかは、今分からなくても良いので、日本語での子育てをする場合は、敬語で行うように話をしました。鄭先生は、とても素直な人です。そのため、言われた通りにまずは敬語を使って話しかけることにしたようです。

 

ともに成長する姿を見届けたい

最後に、現在鄭先生が夢中になっている子育ての本を紹介して、このブログを終了します。この書籍は、かおり先生の影響を大きく受けていることがはっきりとわかるものです。

鄭先生は、モンテッソーリのファン。ただただ、嬉しい限りでございます。

かおり先生が経験できなかった子育て。さまざまな、素敵な保護者の皆様、聡明な生徒たちとの出会いによって、中国語教育、日本語教育などの教育での社会貢献をさせていただきました。

今後は、鄭先生、タンさん、安ちゃんという心強いメンバーとともに、生徒たちの更なるレベルアップを図りながらも、幼児期・学童期にしか経験できないプライスレスな時間を提供できるよう楽しい企画を考えたいと思っています。

鄭先生家族は現在、大阪に在住のため、本当のことを言うと、日頃は結構さみしい思いをしているかおり先生です。しかし、鄭先生はなんと・・ 当教室の生徒たちに、楽しみながら中国語学習をしてほしい!という思いから、ついに。

 

安ちゃんねる開設

楽しいはずである中国語学習で、大切なことはとにかく続けること。でも、続けるには楽しくないとできない!というわけで、日常生活に密着した飾りっ気のない親子で少しずつ学んでいく中国語入門講座を開設。

かおり先生と始めた入門講座を受講している生徒たちも、復習に活用中。飽きることなく、学ぶためにどんどん質問も鄭先生に投げかけてくださってOK。

このブログを読んでくださった方。ラッキーですね。

鄭先生の人となりもわかる、アットホームな動画なのでどうぞお気楽に登録、閲覧くださいませ。