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せっかく習った中国語を、日本語で楽しく復習したい【小学4年生のTさん】

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岐阜の紅葉はまだですが・・最近では、すっかり日が短くなり、朝晩は涼しくなってきましたね・・ 皆さんのお住まいの地域でも同じでしょうか?

当教室の様子は?と言いますと。10月は、新たに2人の生徒が入会してにぎやかになってきました。

そのうちの1人の小学4年生のTさんとの体験レッスンの様子、入会動機についてブログを書いてみようと思いますので、よろしくお願いいたします。

今回の使用画像は、行った気分?先月観光したワクワク伊賀城です。

体験レッスンまでの流れ

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、当教室の体験レッスンはSTORESの予約システムにて予約される方が大半です。もちろん、LINE公式アカウントのchatから連絡をくださる方もいらっしゃいますが、予約・決済が簡単な予約システムの方が便利だということを聞くことが増えてきました。

今回のブログの主役の、Tさんのお母様もSTORESから予約されました。

主なヒヤリング内容

①「なぜ体験レッスン受講しようと思ったのか?」

②「中国語学習経験がありますか?」

③「ご家族、ご親戚に中国語が話せる人がいますか?」

この3つは必ず体験レッスン前に、確認する代表的な内容です。もちろん、Tさんにもヒヤリングしてみました。すると・・・

「中国語は少しわかります。」

そのように答えるところが、やはり4年生。正しい丁寧語を使って、現状を報告することは容易いようで日本語での会話はスムーズでした。よって、体験レッスンそのものも、大変スムーズに進みました。

今回のブログでは。。。

 

中国語は話せるのに、どうして体験レッスンを受けようとしたのか?

という質問の答えをお伝えしながら、小学4年生のYさんの体験レッスンでの様子。保護者の想いについてブログにしたいと思いますので、どうぞおつきあいくださいませ。

 

中国語はすでに話せるのに、どうして体験しようと思ったのかな?と思っていたかおり先生。実は、こんな理由があったのです。どんなことかと言いますと。。。

「小学1年生から、オンラインで中国人の先生に中国語オンリーで習っていた。始めたばかりの頃は、中国語がわかっていたけれども、レベルが上がっていくと、段々とわからなくなってしまった・・ 日本語での説明が全くないため、ついていけないのではないか?と思い、中国語が好きではなくなるのも嫌だと思ってもう一回、日本語でのレッスンからやってみようと思った。」

 

なるほど・・・ そういうことだったのか・・と思わず考えてしまいました。せっかく習ってきた中国語。楽しかった中国語を嫌いになってしまうこともやっぱりあるのだな・・と。

 

体験レッスンでは・・


*あいさつ
*1から50までの数
*ピンイン

の理解度をチェックしながら、中国語を通して、Tさんの日本語でのコミュニケーション能力も確認してみたところ、緊張こそしていながらも中国語レベルは高いといえるのではないか?と思えました。

やはり、これまでの学習の成果であるといえます。日本語での受け答えも、レッスンを終える頃には円滑になっていったので、安心しました。

 

日本語能力は高い方が学習効果の期待大

日本語が母語である子どもの場合は、日本語での理解をした上で中国語の授業に参加することが望ましいです。まずは、日本語能力の基盤の上にしか中国語を含めた外国語の能力は積み上げることはできないというのが一貫して私の考えでございます。家庭での日本語でのコミュニケーションが円滑であればあるほど、言語能力が向上することは容易に想像することができると思われます。

日本人=日本語が堪能であるとは限りません。特に、昨今では学力格差が広がっているため、日本語能力の差も広がってきています。日本語で伝えるための、コミュニケーション能力は練習なしでは向上しません。

日本語も中国語も楽しみながら、正しく使えることが理想です。そんな話をしながら、Tさんのご両親にヒヤリング。

 

ご両親へのヒヤリング

「1年生から、4年生の現在まで継続的に中国語を学習してきたものの、中国語だけでのレッスンがあまり合わないようで最近では、中国人の先生の話していることが、わからなくなってしまったんです。

そんなふうに話されたTさんのお母様。隣では、Tさんのお父様も同席されて、現在のお悩みを話されていました。お父様は、中国国籍。

Tさんは中国人講師による中国語オンリーのレッスンを続けながらも「わからない」スパイラルに入ってしまい、学習方法そのものを見直すきっかけとして体験レッスンを受講されたというわけでした。

ご両親の一番の心配事が、わからないことが原因で苦手になったり、嫌いになってしまうこと。そんなことは残念!と考えた結果、学年は少し大きいですが日本語での解説でのレッスン受講をしてみたいと思われたそうです。

当教室では、中国語入門講座としてのカリキュラムが体系化されています。そのオリジナルカリキュラムに沿って学習はすすめているものの、生徒たちの個性は様々。練習方法も千差万別であると考えます。そのため、ヒヤリングをしっかりとしながら、その時々の生徒のレベル・状態などを把握した上で、学習提案をさせていただいております。

 

安心していただくために

Tさんのヒヤリングの中では、中国語オンリーの中国語教室で学習した生徒が、体験受講・現在3年目を迎える受講生Aくんのエピソードを以下のようにお伝えしました。

今回のようなケースは、これが2回目。1回目の生徒(Aくん)は現在も当教室に在籍しております。

【中国語オンリーの中国語教室から当教室の受講生になったAくん】
入会1年程度は、かおり先生が担当していましたが、現在はネイティブ講師によるレッスンを毎週受講しております。
当教室に来室する前までは、中国人講師による中国語オンリーでのレッスン受講していたのですが、このTさんと同様で初めは良かったのですが、だんだんとわからなくなり、当教室での受講を決断されました。

そんな話を、Tさんのご両親に簡単にお伝えすると、ほっとした表情に変わりました。

 

入会決定

体験レッスンを終えて、入会を決めたTさん。
しばらくは、これまで学んだ中国語を楽しく復習することを目標に楽しい授業を繰り広げたいです。急がば回れですね。

10月は入会者が2名合ったので、嬉しい慌ただしさでした。もうすぐ11月。

体調には十分に気をつけながら、受講中の生徒の保護者の皆さんと連絡を密にして年末に向けた準備を始めようと思います。