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【よくある質問】「体験レッスン前に、 準備しておいた方が良いことはありますか?」年少児Nくんのケース


「息子は、3歳2ヶ月なのでオンライン体験レッスンは難しいですか?」

初めて連絡いただいたときの、質問内容です。

「当教室では、2歳児のオンラインレッスン受講の実績もありますので、ご安心ください。」

このように、返答させていただきました。

実は、このような質問は、時々受けることがあります。そのため、今回も同様にこちらの受け入れ体制についてお話をさせていただきました。

それから、数日が経ち改めて、Mくんのお母さんから再度連絡がありました。その内容は、以下の通りです。



体験レッスンを受講したい気持ちも高まっていた、Nくんのお母様。

かおり先生からは、
「座学ができている方が、落ち着いて受講に臨むことができるため、体験レッスン自体が楽しかったと思える可能性が高いですよ。」

そのように、お伝えしていたので、体験レッスンの日程を3週間後に設定させてください、と希望をおっしゃられました。

Nくんのお母様は、

体験レッスンに向けて、しばらく自宅で座学の練習をしようと思います。

そして、お母さんと一緒に臨んだNくん。

今回は、Nくんの体験レッスンに際して、お母様が工夫されていたアイディアの1つを取り上げながら、レッスン当日の様子をお伝えします。

そして、ブログの最後は「中国語が話せないのに、中国語を教えない方が良いですか?」というよくある質問に対する回答もご用意いたしました。ご興味がある方は、どうぞご参考にいただければと思います。

 

3週間の座学習慣化にチャレンジ!

と、おっしゃられて、座学の練習をした上で、体験レッスンに臨むという試みをされました。

その後、かおり先生からの、小さなアドバイスを守っていただき毎日少しずつ練習をしていた模様。

そして、12月29日(木) 20時から


いよいよ、体験レッスン受講当日

Nくんのお母様とは、この体験レッスン受講までしっかり連携を図りながら、当日を迎えられたと自負しておりました。

しかし、少しかり通信上の事情で開講が遅れてしまいましたが、すぐにこちらから

「本日は、次のレッスン予約が入っていません。開始が遅くなったので、終了時間もそれに準じます。これから、30分カウントさせていただきます。」

と、お伝えしました。

大人のやりとりは、このような感じでしたが・・なんと今回の主役のNくんは笑顔で待機しているではありませんか・・

正直、かなり癒されました・・・

 

まずは、あいさつから

あいさつカードを使って、3つのあいさつである「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」を中国語で発音することに挑戦。

「まずは、かおり先生の真似をしみてね。」

そう言葉がけをすると、しっかりと音声を聞いてまねようとしていました。即答ではなく、少し間が空きましたが、そこはちゃんと待ちたいところ。

挑戦してみること。まずは、できたという達成感が大切です。3つのあいさつは、お母様のサポートも功を奏して、無事に楽しむことができました。

お母様の適切なサポートは、この後のカテゴリでも書かせていただきますが、正直あまり難しく考えすぎないで出したアイディアが案外良かったりすることって多いんです。

このブログをご覧になっている方も、同様です。

 

こんなやり方で、良いのかな?

 

そんなふうに、謙遜しすぎないで、失敗したらやり直せば良い!と気楽に捉えて、どんどん試してみたら良いと思います。

なぜなら、子どもたちが1番幸せな時間は保護者、家族の笑顔を見ること。失敗しても、笑って済ませられるだけで安心できます。

Nくんのお母様が今回工夫されていたことの1つをここでご紹介したいと思います。

 

マイクを使って、中国語学習

中国語であいさつする時から、Nくんの顔の前にはマイクが装置されておりました。

そのため、こちらに声が届きやすかったんです。これは、ありがたいことでした。と同時に、

「体験レッスン終了時までに、どんな状態になっているのか?」

というイメージが湧きにくかったです。というのも、実はこれまでの体験レッスン、コース受講全てにいえますが、マイクを使われていたのはNくんが初めてだったからです。

この画像のように・・

 

マイク=面白そう

と幼児なら、もちろんワクワクしてしまい気持ちがそちらに取られてしまうことはよくあること。

まして、自分の出す声にエコーがかかるわけですから面白すぎます。

しかし、Nくんは目の前のマイクをそれほど気にすることなく、マイクと程よい距離を保って体験レッスンに臨んでいたのです。どう見ても、マイクととっても仲良くしていたように映りました。

この後の、カリキュラムも同様にマイクと上手におつきあいできていたNくんでした。3歳児とは、思えません!!

どうやら、私の心配のし過ぎのようでした!

 

10までの数あそび

3歳児の数あそびは、数字の概念を学ぶのではなく数字を知るというところからスタートします。

Nくんも他の生徒たちと同様に、手先を使って数字の指し示しをお母さんと一緒に実践。手先を上手に使えるようお母様にサポートいただきながら、数字を中国語で発音。

いきなり、10までの数をオンライン上で集中して学びきるのはやや困難。

そのため、1から6までの数字に限っては、サイコロを駆使してNくんの気持ちをこちらに注目させることで、ゆっくりでも確実に指し示しに挑戦。

なんとか、一通り1から10までの中国語を発音することができました。上出来でした。

 

ピンインあそび

体験レッスンでは、母音のaoiの3つをお試しします。

ピンインは、ただただ発音するだけでは集中できる時間が限られてしまいがち。

そのため、体を使って四声を表現しながら発音。両手を使って、直立不動が理想のスタイル・・ ということは、どうしてもマイクから離れければなりません。

この時だけは、マイクから少し離れた場所で受講。こちらは、マイクなしで、生声を聞くことができまいした。Nくんにとっては、少し席から離れたことで、気持ちの切り替えができているようにも見受けられました。

ともあれ、嫌がることなく受講できていたので◎。

〇〇は好きですか?

子どもたちの大好きな、動物。

今回も、パンダ・うさぎ・コアラ・猿・馬・猫の6種類の動物カードたちに遊びに来てもらいました。

「Nくんは、どんな動物が好きなのか?」

ということを、日本語でインタビュー。どうやら、この6つの動物は全部好きだったようでした。

 

あなたのお名前は?

 

Nくんの名前を、中国語で読むとどんな響きになるか?を体験してもらいました。

日本語の名前で呼ばれることは、慣れているよう様子でした。お母様のサポートコメントは、

「Nくん。中国語だと、△△って言うんだって。」

というフォローメッセージをNくんに声がけされていました。中国語での名前を呼ばれたことは、Nくんもお母様も新鮮だったように見受けました。

レッスンの最後の最後で、覚えることができたかな・・・と思いながら、あっという間に体験レッスンは終了。

 

「中国語が話せないのに、中国語を教えない方が良いですか?」

「何か、聞いておきたいことはありますか?」

と、こちらから質問をさせていただいたときに、Nくんのお母様から聞かれた疑問。

実は、この質問は今回が初めてではありません。お子様の、語学教育を真剣に考えていらっしゃるのだな・・と思わずにはいられません。

このようなお悩みがあった場合、頼りになるのは英語教室を運営している友人。この件については、以前、友人に質問したことがあります。すると、その英語教師の友人は・・

「確かに、正しい発音で話せるのがベター。。でも、子どもと一緒に時間を過ごす両親は、外国語に積極的に姿勢を見せることは、生徒自身のモチベーションにつながって、外国語を楽しみやすいのでは?

さらに、子どもたちの聞く力を評価した上で、次のように教授してくれました。

「子どもたちは、日本人の話す英語、ルーマニア人の話す英語、アメリカン人の話す英語の微妙なニュアンスの違いをわかっている上で、会話を楽しんでいる。

これを、Nくんのお母様のケースに当てはめると・・Nくんは、お母さんの話す中国語、かおり先生の話す中国語は少し違って聞こえるかもしれない。だからと言って、優劣ではない・・大好きな2人の声の響きとして聞こえて、安心できたり、楽しいと思えることが重要であることを、お伝えしたのでした。

どんな魅力的な美しい声より、やはりご両親の声に勝るものはないってことです。もちろん、中国語学習を進めてゆくうちに、正しい発音、中国語の仕組み、漢字学習などは身につけなければなりません。しかしながら、それはもう少し先でも良いというのが私の考えです。それは、決して甘やかしではありません。

 

 

 

令和式・教育

【学びの概念】

子どもが先生に合わせるのではなく、先生が、子どもの発達、年齢、個性に合わせた指導をするべきであるというのが私の考えです。もちろん、全てを合わせるというわけではありません。主導権を、子どもに与えること。ついつい手出し口出ししてしまいますが、大人が考えているより子どもたちは、なんでもよくわかっていますよね!?

 

そんな話を、Nくんのお母様にお伝えしたのち「入会します。」と連絡がありました。

体験レッスン終了後の、12月30日。年末ギリギリでしたが、入会の運びとなり1月からレッスンを開始することを決定しました。

日々の業務に追われてしまいがちですが、Nくんのレッスンの様子もブログに書けるよう頑張りたいです。

 

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